人が成長していく過程で、失敗した経験の多い人と、失敗したことのない人と
どちらが本当の意味での強さを持つのでしょうか?
だれもが、前者の失敗の経験が多い人の方が強いと分かっているはずです。
でも、この国には、失敗を許さない仕組みが、力を持った所がずっと力を持ち続ける仕組みが存在していたような気がします。
これはいまだに続いているのでしょう。
連帯保証人
の制度は考えてみると歪んでいます。
失敗したら、命を取るぞといっているようなものです。
情に厚い国民性を利用し、
連帯保証人制度でがんじがらめにされていると、
これ以上は経営がむづかしいな、と十分にわかっていてもやめられない。
ひくにひけない状況になります。
努力で解決されない問題がでたり、ずっと赤字が続いていて、
はやく撤退した方がよい、とわかっていても
ずるずると続けていかねばならない仕組みがそこにはあります。
「保証人に迷惑をかけたくない」
これが原因で、ますます悪い方向に進んだ経営者、会社は多いと思います。
いったん、スクラップアンドビルドで、新しい方向性で、やり直した方が良いにもかかわらず、
ずるずるとひきずって、最後には最悪の結果を招く。
いったん会社をたたんだが最後、裏切り者、無責任、といわれ、
二度と立ち上がれなくなります。
そういった経営者の方が、失敗からいろいろ学んで糧としている部分も多く、
本来は生かされるべき強いものを持っているにもかかわらず・・・
早く失敗者に対して優しい、仕組み作りがなされることを切に望みます。
失敗を起こさない人が何がやれるのでしょうか?
失敗もするけど、当たったらでかいぞ!という人の方が、
成すものも大きいと考えます。
少しづつは変わってきているのでしょうか?
おい、銀行!
なんもないけど、お金貸して!
人物、ビジネスをみてよ! チャンスをくれ!